WELLNESS

高齢家族を孤独死させないための対話のススメ

2020/06/19
中川 八十彦

私の祖母

私の祖母は今年の初めに心筋梗塞で亡くなりました。85歳でした。
祖母は夫を亡くしてから、約20年間ずっと田舎で一人暮らしをしていました。
高齢者の一人暮らしは危険です。
万が一のとき、病院への搬送が遅れるリスクが高いからです。
助かるはずが帰らぬ人となってしまうのです。
私の祖母もそのうちの一人で、正月に心筋梗塞で倒れ、亡くなった次の日にたまたま親戚が訪れて発見されました。
 

見守りサービス

そこで、今更ではありますが世の中にある「見守りサービス」を調べました。
沢山ある見守りサービスの詳しい情報についてはこの記事では言及しませんが、
基本的に、何らかのセンサー(マイク、カメラなど)を”見守られる側”の家に設置し、得られたデータを”見守る側”で見ることができる、というサービスです。
月額数千円で家族の危篤に気付けるのだから、素晴らしいサービスだと思います。
 

プライバシーと対話

しかし、「見守りサービス」にはプライバシーの問題があります。
”見守る側”は「見守り」だと思うかもしれませんが、”見守られる側”は「監視」だと思ってしまう場合があります。
想像してみてください。自分の部屋にカメラが付いていて誰かに見られていることを。
とても落ち着かないですよね。少なくとも私は落ち着かないです。例え、それが家族であってもです。いや、むしろ家族だからこそ落ち着かないのかもしれません。
だからこそ、お互いが納得するために対話が必要なのです。
幸いなことに、世の中には様々な見守りサービスがあります。
丁寧に話し合うことで、見守る側も見守られる側も安心できるサービスを見つけられることでしょう。
みなさまに離れて暮らす高齢の家族がいるならば、見守りサービスについて話し合ってみてはいかがでしょうか。


中川 八十彦
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリー
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーのプロジェクトマネージャー。 1995年、横浜生まれ。東京農業大学醸造科学科の学士課程を修め、菌類と日本酒の生化学的な理解を深めた。卒業論文は『古細菌の単離と系統解析』。その後、株式会社東芝デジタルソリューションを経て株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーに入社。
目次
  • 私の祖母
  • 見守りサービス
  • プライバシーと対話