WELLNESS

花粉症の薬をドラッグストアで手に入れよう【セルフメディケーション】

2021/03/05
中川 八十彦

今年も花粉の季節が始まりましたね。2重の意味でマスクが手放せない日々がしばらく続くでしょう。
今回はコロナ禍において、病院や薬局に行かずに賢く花粉症薬を手に入れる方法をご説明します。

目次

医療用医薬品とOTC医薬品、説明できますか?

薬の種類を表す言葉はいくつもありますが、まず薬は大きく2種類に分けることが出来ます。医療用医薬品OTC医薬品です*1。医療用医薬品とは病院で医師から処方せんを出してもらって、薬局で薬剤師から受け取る薬のことです。OTC医薬品とはOver The Counter医薬品の略で、カウンター越しに買える、つまりドラッグストアに行ってその場で買える薬のことです。OTC医薬品はかつて市販薬などと呼ばれていました。さらに、OTC医薬品は2つに分けることが出来ます。要指導医薬品一般用医薬品です。2つの大きな違いは、ネット販売が出来るかどうかです。一般用医薬品はネットで購入できます。詳しい違いは表にまとめましたので、ご覧ください。

表1 各医薬品の分類*2

OTC医薬品を選ぶメリット3つ

医療用医薬品と同じ成分を持つOTC医薬品があります。含有量は薬によって違いますが、OTC医薬品として手に入れるメリットがありますので、3つご紹介します。

1.病院等に行かなくて済む

OTC医薬品は処方せん不要なので病院等に行く必要がありません。

2.感染リスクを抑えられる

1つ目と被りますが、OTC医薬品であれば、人との接触機会を減らして薬を手に入れることができます。病院や、その待ち時間に感染する心配がなくなります。

3.安い場合もある

OTC医薬品は医療保険が適用されないので、全額自己負担です。一見、高くなると思いがちですがそうでもありません。薬を医療用医薬品として手に入れようとすると、初診料、処方箋料、調剤基本料、調剤料、薬学管理料、薬材料などなど、いくつもの細かく定められた保険点数が加算されます。貰う薬にもよりますが、医療保険が適用されて3割負担だったとしても、OTC医薬品を買う方がお得になる場合があります。

花粉症のOTC医薬品について

もちろん、花粉症薬にもOTC医薬品があります。飲んだことがあるものや、いつも使っているものを探してみてください。OTC医薬品を買う際はお薬手帳を持って行き、ドラッグストアの薬剤師に訊くのが間違いないです。

表2 OTC医薬品が存在する花粉症内服薬*3


表3 OTC医薬品が存在する花粉症点鼻薬*3


表4 OTC医薬品が存在する花粉症点眼薬*3

さいごに

2017年からセルフメディケーション税制が始まりました*4。セルフメディケーション税制は、OTC医薬品を一定額購入し、条件を満たした上で確定申告すると所得控除される仕組みのことです。セルフメディケーションについても近いうちに詳しくご説明させていただきます。また、OTC医薬品を使ってみて、症状が改善しない場合は病院に行って診察してもらいましょう。
 

参考文献

*1)https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/0000098736.pdf
*2)https://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/ippanyou/pdf/140214-1-3.pdf
*3)https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000679593.pdf
*4)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000124853.html


中川 八十彦
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリー
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーのプロジェクトマネージャー。 1995年、横浜生まれ。東京農業大学醸造科学科の学士課程を修め、菌類と日本酒の生化学的な理解を深めた。卒業論文は『古細菌の単離と系統解析』。その後、株式会社東芝デジタルソリューションを経て株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーに入社。