WELLNESS

健康診断、受けるだけで終わってしまっていませんか?【健診結果の見方と活用方法】

2021/10/08
柳沼 伸幸



ある会社での出来事です。会社のゴミ箱に配布されたばかりの健診結果が捨てられていました。事情を聞くと、「みんな見ないで捨てちゃうんだよね」とのこと。

今回はいまさら聞けない「健診結果の見方と活用方法」のおさらいです。
PDCAサイクルにならって、CAPDの四段階で改善の手順を解説していきます。

目次

C.配布されたらまずは確認を

  1. 健診結果通知が届いたら、すぐ開封します。放置はNGです。
  2. 「要再検査」「要精密検査」「要受診(要治療)」など、受診を勧められている項目がないかチェックします。問題がなければ「受診の勧め」が出ることはありません。自覚症状が出る前に体の異変をキャッチできたあなたはラッキーです!
  3. 健診結果に記載されている直近数年間のデータ推移を確認します。基準値範囲内であっても、徐々にデータが悪くなっている場合は要注意。手を打つ必要があります。
  4. 特定保健指導レベルをチェックします。将来の動脈硬化や血管のつまりを予測する目安となります。


A.すぐにアクション

  • 「受診の勧め」が出ている場合、受診します。検査値が超重症域・重症域にある方は、「2‐3か月の生活習慣改善をしてからの受診」では手遅れになる可能性もあります。


P.健診結果を正しく理解したうえで、改善に向けた作戦を練る。

  1. 通院中の方は、主治医に健診結果を見せ、今後の治療について(薬による治療だけでなく、食事・運動などの生活習慣改善についても)確認します。
  2. 特定保健指導の対象者になった方は、専門家による生活習慣改善プログラムに参加しましょう。自費の場合、2-3万かかりますが、健保が100%費用負担をして、皆様の健康の後押しをしています。
  3. 基準範囲内ではあるが数値が悪化しつつある方は、データの推移と生活習慣を振り返り、どこにターニングポイントがあったかを考えてみましょう。


D.あとはやるのみ

  1. “P”で立てた計画を着実に実行します。
  2. 数値(体重、腹囲、血圧、食べたものの内容、歩数などの運動)をモニタリングします。日々の食事と運動の記録を付けることで、その記録を見て新しいPDCAサイクルが回ります。
  3. 続けていくためには無理な計画はNGです。実践してみて難しそうであれば、目標を見直すことも大切です。小さな目標をクリアする成功体験が大きな改善に繋がります。


最後に

長い時間をかけて体に馴染んだ生活習慣を変えることは難しいことかもしれません。ですが、悪い状態を放置すれば10年後、20年後「あの時、生活習慣を見直していればよかったな」と思う時が来てしまうでしょう。健康で幸せな生活を送るために、生活習慣の改善を行っていきましょう。


柳沼 伸幸
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリー
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーのディレクター。編集プロダクション勤務を経て、株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーに入社