人生100年時代と言われている中、日本人の平均寿命は男性が81歳、女性が87歳となりました。
歯の平均寿命は51歳、一番長生きする犬歯が60歳と言われています。
長生きができても、歯が健康でなければ食べたいものが食べられなかったり、失った歯の治療をしなくてはなりません。
一般的な経済的な意味での資産とは異なりますが、歯は健康や生活の資産として非常に重要です。
歯が健康であることは、食事を楽しむためだけでなく、発音や口腔機能、顔の外観などにも影響を与えます。
歯周病は、口内の細菌の増殖によって引き起こされる炎症性の疾患です。
この疾患は進行性であり、放置するとさまざまな健康上のリスクを引き起こす可能性があります。
①歯の損失
歯周病が進行すると、歯茎の炎症や歯の周囲の骨の破壊が進行し、最終的には歯の損失を引き起こす可能性があります。これは、歯を支える組織が破壊されることによるものです。
②口臭
歯周病によって引き起こされる細菌の増殖は口臭の原因となります。
③心血管疾患
歯周病は心臓や血管系にも影響を与える可能性があります。炎症性の状態が持続すると、心臓病や動脈硬化などの心血管疾患のリスクが高まります。
④糖尿病
歯周病は糖尿病にも影響を与えます。
歯周病が進行すると、糖尿病の原因である血糖値のコントロールを悪化させる可能性があります。
⑤妊娠合併症
妊娠中の歯周病は早産や低体重児のリスクを増加させる可能性があります。これは、歯周病による炎症反応が全身に影響を及ぼすためです。
①、②は当たり前と思う人もいるかもしれません。
そのほかは一見歯周病とは関係ないように見えますが、様々な疾患がリスク要因となることがわかっています。
歯周病の予防とは?なにすればいい?
バランスの取れた食事や十分な水分摂取は口内環境を改善し、歯周病の予防に役立ちます。
ですから、レッツ歯活!歯周病の予防には、適切な歯磨きやフロスの使用、定期的な歯科検診だけでなく、喫煙やストレスの管理、バランスの取れた食生活も大切です。
口の中の健康は全身の健康と密接に関連しています。日々のケアを怠らず、健やかな笑顔を保ちましょう!
