【六月病!?】かったるい、疲れる、やる気が出ない。そんな“年中無休”なあなたへ|Bonne Santé
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【六月病!?】かったるい、疲れる、やる気が出ない。そんな“年中無休”なあなたへ

6/6/2025
小野田幸

題名をご覧になり、「そんなこと言ったってねぇ...」というそこのあなた、最後まで読んでいただければ幸いです。筆者は去年の5月から6月にかけて異常な咳に見舞われ、病院を何件も受診しました。診断は“咳喘息”でした。夜も眠れないほど、食事もまともにとれないほど咳が止まらず、本当に苦しかったです。つらかったのは、単純に咳が出ることではなく、思うように息が吸えない苦しさ。心身の不調が季節の変わり目にやってくることの大変さを、身をもって知りました。「五月病」という言葉はよく耳にしますが、実は六月にも、独特のストレスや体調不良が現れることがあるのです。

「六月病」って何?

「六月病」は医学的な診断名ではありません。 ですが、新年度や新生活の緊張がひと段落し、気が抜けた6月頃になると、 「だるい」「やる気が出ない」「なんとなく落ち込む」といった心身の不調を感じる人が増えます。この時期は、4月から続いてきた疲れやストレスが蓄積して表に出やすいタイミング。さらに、梅雨による気圧や湿度の変化、日照不足も重なり、体調や気分が乱れやすくなるのです。いわば、「五月病が解消しないまま、気づけば六月病になっていた」という人も少なくありません。

主な原因は?

六月病には、いくつかの原因が考えられます。
新生活・新年度の疲れの蓄積

  • 4月から続いた緊張や頑張りが、2ヶ月を過ぎた頃にどっと表に出やすくなります。

梅雨の気候変化

  • 日照不足や気温・湿度・気圧の変化は、自律神経のバランスを崩しやすくします。

五月病の“持ち越し”

  • 5月の不調がうまく解消できないまま、さらに長引く場合も。


どう対策すればいい?

まず、「自分だけじゃない」と受け止めてみましょう。季節や環境の変化で心身が揺れるのは、誰にでもある“自然なこと”です。そのうえで、できることから取り組みましょう。もし不調が長引く・日常生活に支障があるときは、どうぞ遠慮せず医療機関に相談してください。
日光を浴びる

  • 梅雨の合間に外に出て、短時間でも太陽の光を浴びてみてください。
  • 日光は「セロトニン(幸せホルモン)」の分泌を促し、気分をリセットしやすくしてくれます。

生活リズムを崩さない

  • 睡眠・食事・適度な運動など、基本を大事にすることで体調の土台が整います。

無理せず休む

  • 「今日はなんとなくしんどいな」と感じた日は、思い切って休んでみるのも大切です。

誰かに話してみる

  • 気分が晴れない時は、身近な人に話すだけでも心が軽くなることがあります。


おわりに

六月病は、だれにでも起こりうることです。「しんどい」ときは、自分を責めずに受け入れて、できることから少しずつ整えていきましょう。梅雨が明ければ夏はもうすぐ。無理せず、ご自愛ください。


プロフィール画像
小野田幸
㈱オゾンヘルスケアラボラトリー
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリー所属のコンサルタント、健康経営エキスパートアドバイザー。 精神科病院、介護老人保健施設の管理栄養士を経て、現在は健康保険組合向けに保健事業アドバイスを行っている。
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