日本では、インフルエンザは例年1月~4月頃に流行し、例年1月末~3月上旬に流行のピークを迎えます。インフルエンザウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染の2つがあります。また、熱が下がっても、インフルエンザウイルスは体内に残っています。一般的に、インフルエンザ発症前日から発症後3~7日間は鼻やのどからウイルスを排出するといわれています。そのためにウイルスを排出している間は、外出を控える必要があります。周囲の人への感染を防ぐため、熱が下がった後も、インフルエンザウイルスは体外へ排出されるので、数日は学校や職場などに行かないようにし、自宅療養しましょう。また、屋内外に関わらず、家庭内感染などを防ぐためにも次のようなことにも気をつけてください。

くしゃみや咳が出ている間はマスクを着用し、使用後のマスクは放置せず、ごみ箱に捨てましょう。マスクを着用していても、鼻の部分に隙間があったり、あごの部分が出たりしていると、効果がありません。鼻と口の両方を確実に覆い、正しい方法で着用しましょう。

くしゃみや咳をするときは、ティッシュなどで口と鼻を覆う。

口と鼻を覆ったティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。

くしゃみや咳の飛沫は、1メートルから2メートル飛ぶと言われています。くしゃみや咳をするときは、他の人にかからないようにしましょう。

くしゃみや咳などを押さえた手から、ドアノブなど周囲の物にウイルスを付着させたりしないために、インフルエンザに感染した人もこまめな手洗いを心がけましょう。


政府広報オンライン:インフルエンザの感染を防ぐポイント
厚生労働省:咳エチケット、インフルエンザQ&A