深夜や休日に病院を受診すると、通常の診察料金に深夜加算として4,800円が追加されます。緊急の症状や急病の際には仕方ありませんが、特に緊急でない場合には予期しない医療費の負担となるため、注意が必要です。この加算は保険が適用されますが、3割負担だとして1,440円の支払いが発生するため、想像以上に大きな出費となることがあります。
深夜加算は、夜間の医療体制を維持するために設けられていますが、3割負担でもかなりの痛手となります。通常の診察料に加えられるこの加算は、22時から翌朝6時までの時間帯にかかる場合に適用されます。そのため、緊急でない軽い症状の場合には、翌日の受診も検討しましょう。夜間の医療機関は混雑しやすいため、患者の負担だけでなく病院側の負担も軽減できます。
深夜だけでなく、日曜日、祝日や診療時間外に病院を受診すると、休日加算や時間外加算も発生します。例えば休日の朝や夜間でなくとも、通常の診療時間を外れてしまうと割増料金が追加されることがあるため、注意が必要です。できるだけ平日の診療時間内に受診できるようにするのが経済的です。(なお、深夜加算、休日加算、時間外加算は重ねて加算されることはありません)
もちろん、急な激しい痛みや息苦しさなどの緊急度の高い症状がある場合には、ためらわず119番で救急車を呼びましょう。しかし、「今すぐ救急に行くべきか迷う」場合には、#7119(救急相談センター)や、#8000(子供医療電話相談)に電話するのも一つの方法です。医療の専門スタッフが状況を確認し、緊急かどうか判断を助けてくれるため、不要な医療費を防ぐ手助けとなります。
ちなみに、タクシーの割増料金は22時からの場合が多いようです。
政府広報オンライン 上手に医療機関にかかるにはどうしたらよいのでしょうか?
全国健康保険協会 10月 時間外受診は割増料金がかかる