
会社には法律によって、年1回以上の健康診断を実施する義務があります。一方で健保組合などは特定健康診査(通称:メタボ健診)の実施義務があります。
多くの会社でこの両方を同時に行うことが多く、毎年決まった時期にこれら二つの健康診断を行っています。
ですが、自分の体調は自分自身が一番よくわかるはず。健康診断はなんのために行うのでしょうか。
その答えは、会社や加入している健保組合が皆さんの健康状態を知るためです。健康状態が数値化されていると集計も簡単なので、社員全体の健康状態を効率よく把握することができます。また、数値化されることで皆さん自身も、毎年の健康状態の変化を正確に理解することができます。
健診は受けて終わりではありません。大切なのは、その結果を知って次の行動につなげることです。
どの検査項目がどのような評価だったのかを知り、どのようにして改善するかを考えましょう。もし結果の評価自体分からない、あるいはどうしたら改善できるか分からない時は、担当した医師などに質問してみましょう。直接できない場合は、会社の総務部門、健保組合経由で質問するとよいでしょう。
改善の方法が分かったら行動あるのみです。普段の生活が健康の基礎となりますので、生活習慣を整えて次の健診でよりよい結果になるように備えましょう。
一方で、健康診断結果の数値が常に完璧に自分の健康状態を示すとは限りません。自分自身で感じる体調や身体から伝わる痛み、音、匂いなどから健康状態を把握することも、当然ではありますが大切なことです。
