WELLNESS

【寿命を削る】たばこのリスク【百害あって一利なし】

2020/10/30
稲沢 若菜




健康増進法の改正により、2020年4月から受動喫煙に対しての取り組みが変わり、たばこを吸える場所はかなり制限されるようになりました。たばこは身体に悪いとみなさん知っていますよね。たばこのパッケージには「たばこの煙は、周りに人の健康に悪影響を及ぼします」や「喫煙は様々な疾病になる危険性があり、あなたの健康寿命を短くする恐れがあります」と記されていますが、どのように悪いのかということはあまり知りません。そこで今回は、たばこが人間の身体にどのような害をもたらすのかをまとめてみました。

たばこの害について

たばこには依存性の強いタールやニコチンなど200種類以上の有害物質が含まれており、約60種類の発がん性物質があります。たばこに含まれる健康を害する原因物質として大きく3つ挙げられます。①ニコチンは強い依存性、血管の収縮、血流の悪化の原因です。②タールは発がん性物質を多く含みます。③一酸化炭素は全身の細胞を酸欠状態にします。また、喫煙者は禁煙者に比べて、肺がんによる死亡の危険性は「約4.5倍、咽頭がんは32.5倍」(引用:函館五稜郭病院-たばこの害)とされ、がんによる死亡のうちたばこが原因ということも多くあります。そして、たばこは狭心症や心筋梗塞、脳卒中、COPDなど命にかかわる病気につながります。

COPD(慢性閉塞性肺疾患)

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、別名「たばこ病」とも呼ばれており、COPDの原因のほとんどがたばこによるものとされています。この病気は、たばこの有害物質により気道や肺胞が炎症し、肺の働きを低下させ、咳やたんなどの症状が発生し、正常な呼吸が困難となります。COPDは「死よりも辛い」と言われるほど大きな苦痛をもたらす病気です。

受動喫煙

自分の意図しないところでたばこの煙を吸い込んでしまうことを「受動喫煙」といいます。たばこは吸っている本人だけでなく、たばこを吸わない周りの人たちにも害をもたらします。受動喫煙により、たばこを吸っていない人もがんや脳卒中、呼吸器疾患など様々な病気のリスクが高まります。また、妊婦や赤ちゃんにも悪影響を及ぼすともされています。たばこには、本人が直接吸い込む「主流煙」とたばこの先から上がる「副流煙」の2種類があり、副流煙には主流煙よりも多くの有害物質が含まれています。「主流煙に含まれる有害物質の量を1とした場合、副流煙に含まれる量は、ニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍、そして発がん物質であるニトロソアミンは52倍も含まれている」(引用:函館五稜郭病院-たばこの害)とされています。

紙巻たばこと電子たばこ

現代では、副流煙の影響を考え電子たばこがありますが、紙巻たばこと電子たばこの違いはどのようなものなのでしょうか。

紙巻たばこ

紙巻たばこは、燃焼たばこと呼ばれ、火をつけ燃焼させてその煙を吸います。主流煙と副流煙、喫煙者の息から出る呼出煙で周囲の人にも大きな影響を与えます。

電子たばこ

電子たばこは、加熱式たばこと呼ばれており、たばこを燃焼させないものです。受動喫煙の影響は少ないとされていますが、紙たばこと同程度のニコチンが入っているため吸っている本人への害は紙巻たばこと変わりません。また、電子たばこ特有の健康被害もあるとされています。そのため、電子たばこにしたからといって「健康に気を使っている」「禁煙ができる」「禁煙をしようとしている」にはならないと言えるでしょう。

さいごに

禁煙を早くすればそれだけ、寿命を延ばすことはできます。また、受動喫煙は周りの方の寿命を削るので、周りの方のためにもたばこはやめるべきです。たとえ、50歳でも60歳でも止めることが早いに越したことはありません。「たばこは百害あって一利なし」という言葉があります。自分や家族、周りの人たちを守るためにも、たばこについてしっかりと考えることが大切です。禁煙の方法は、たくさんあります。これ機にたばこについて考え、自分に合う方法を探して禁煙チャレンジをしてみてください。

参考文献
日本医師会「たばこの健康被害」
https://www.med.or.jp/forest/kinen/damage/
函館厚生院「たばこの害」
https://www.gobyou.com/topics/%e3%81%9f%e3%81%b0%e3%81%93%e3%81%ae%e5%ae%b3.html
健康医療都市まつど
https://www.city.matsudo.chiba.jp/iryoutoshi/healthcare/kinen/jyudoukituen.html
ファイザー「禁煙。jp」
https://sugu-kinen.jp/


稲沢 若菜
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリー
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーの営業。1996年生まれ。
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