WELLNESS田中新聞

健康年齢って何?若く健康であるために

2021/09/10
田中 克彦

目次

健康年齢とは?

健康寿命は耳にすることが多いと思いますが、健康年齢*1という言葉を知っていますか?これは、ある会社が作った自分の健康状態を把握するための指標です。健康診断の結果から、自分の身体が何歳相当であるかを統計的に判定するというものです。何かと年齢を気にする日本人の傾向をうまく利用しているように思います。

生命保険会社のホームページの中には、健診結果の数値を使って簡単にこの健康年齢を測ることができるものがあります。自分の健康状態が実年齢に対して若いのか、それとも老いているのか、とても気になるところです。私も毎回の健診結果から健康年齢を測っては一喜一憂しています。

大事なのは過去との比較

健康年齢について考えたいことが2点あります。

一つは検査結果の数値の妥当性です。健康年齢の基礎となる検査結果は常に正確なのでしょうか?検査の時期はいつも同じでしょうか?検査時の体調や環境はどうでしょうか?
私は人間ドックの結果をホームドクターに見せたところ、「汗かきのあなたなら夏に受診した尿酸値は高くて当然、気にすることはない」と言われたことがあります。このように、検査時の状況によっては検査結果に影響が出ていることもあるでしょう。

もう一つは、健康年齢は自分の健診データを用いて統計的に算出されるということです。健康年齢が若いと良く、老いていると悪いと判断されます。しかし、例えば高齢になると健康状態の個人差は大きいはずです。私には単純な平均値との比較にはそれほど大きな意味があるようには思えません。

重要なのは、過去の数値との比較ではないかと私は考えています。特定健診の問診に「20歳時の体重と比較しての増減」と問うものがありますが、いい設問だと思います。

昨日の自分より若く

ボブ・ディランさんの歌に「My Back Pages」というのがあり、そのなかで「ああ、あのときわたしは今よりも老けていて、今はあのときよりも、ずっと若い」と歌っています。また、美空ひばりさんの残した言葉に「今日の我に明日は勝つ」というのがあります。大切にしたいのは「検査結果と、それによる健康年齢が前回に比較してどう変化したか」です。これに注目して下さい。

私も「誰かと比較してではなく、昨日より若く」ありたいので、毎日10,000歩以上歩き、簡単な筋トレとストレッチを欠かさないように努力しています。みなさんにも「昨日の自分より若くあるために」健康であるための行動を取っていただけたら幸いです。

*1)https://kenko-nenrei.jp/guide.html


田中 克彦
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリー
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーのシニアコンサルタント。 1954年、神奈川県生まれ。慶應義塾大学経済学部経済学科卒。日本発条㈱に1976年4月~2019年3月在籍し、経理部や人事部、同社健康保険組合常務理事を経験。その才能は多彩であり、多くの資格を持つ(労働安全衛生トレーナー、第一種衛生管理者、心理相談員、ストレスマネジメント検定(マスターコース)、キャリアコンサルタント、健康経営アドバイザー)