【ウェルシュ菌】煮込み料理は室温に放置すると危ない?!【食中毒】|Bonne Santé
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【ウェルシュ菌】煮込み料理は室温に放置すると危ない?!【食中毒】

10/27/2023
中川 八十彦

ウェルシュ菌は、私たちの日常の食生活に密接に関わる存在です。特に、煮込み料理やカレーなどの料理を楽しむ際には、この菌による食中毒のリスクが考えられます。本記事では、ウェルシュ菌についての基本的な知識と、安全に煮込み料理を楽しむためのポイントを紹介します。


ウェルシュ菌とは?

ウェルシュ菌Clostridium perfringens )は、食中毒の原因となることが知られている細菌の一つです。この菌は、食品中での増殖や毒素の産生を通じて、食中毒を引き起こすことがあります。特に、煮込み料理やカレーなどの加熱調理後の食品が、ウェルシュ菌による食中毒の原因となることが多いです。

ウェルシュ菌の特徴

  • 人の腸に達し、腸で毒素を作り出す。
  • 芽胞を形成する能力があり、これにより高温でも生き残ることができる。
  • 酸素の少ない環境で増殖しやすい。


食中毒の症状

ウェルシュ菌による食中毒の症状としては、食後6~18時間で腹痛や下痢などが現れることが一般的です。治療は対症療法が用いられます。

予防のためのポイント

  1. 料理を常温のまま放置せず、できるだけその日のうちに食べきる。
  2. 保存の際は、小分けするなどして、できるだけ早く冷ます。
  3. 再加熱の際は、しっかりと加熱すること。


まとめ

ウェルシュ菌は、私たちの食生活において無視できない存在です。しかし、適切な知識と対策を持つことで、この菌による食中毒のリスクを大幅に減少させることができます。煮込み料理を安全に楽しむために、上記のポイントを心がけましょう。

参考サイト

国立感染症研究所 ウエルシュ菌感染症とは
東京都保健医療局 ウエルシュ菌
農林水産省 ウェルシュ菌
農林水産省 煮込み料理を楽しむために~ウェルシュ菌による食中毒にご注意を!!~


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中川 八十彦
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリー
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーのマネージングディレクター。 1995年、横浜生まれ。東京農業大学醸造科学科の学士課程を修め、菌類と日本酒の生化学的な理解を深めた。卒業論文は『古細菌の単離と系統解析』。その後、株式会社東芝デジタルソリューションを経て株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーに入社。
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