蚊は夏だけじゃない【アカイエカにご注意】|Bonne Santé
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蚊は夏だけじゃない【アカイエカにご注意】

10/23/2020
稲沢 若菜




夏がとっくに終わったのにも関わらず、いまだに蚊が飛んでいますね。
痒いと感じる人感じない人、蚊に刺されやすい人刺されにくい人と様々だと思います。そこで今回は蚊に関してまとめました。

蚊とは

蚊は普段、花の蜜など糖分をエネルギーとして生活をしています。しかし、成熟したメスは産卵のエネルギーを得るため人間や動物を刺して吸血します。そのためオスの蚊は吸血をしません。蚊は、人間が出す汗や皮膚の匂い、温度や二酸化炭素のガスに反応して吸血源を定めます。

秋になんで蚊がいるの?


みなさんが「蚊を想像してください」と言われて思い浮かべるのは大体が上の画像のような”ヒトスジシマカ”です。ヒトスジシマカは越冬できないので、卵を産んで次世代に繋ぎます。産卵には吸血が必要なので、活動限界ギリギリの10~11月に吸血する蚊がいるのです。

一方で、上の図のような蚊もいます。”アカイエカ”や”チカイエカ”はこのような見た目をしています。(上はアカイエカのイラスト)アカイエカは成虫でおとなしく休眠して越冬してくれますが、厄介なのはチカイエカです。チカイエカはその名の通り、民家のような冬でも暖かい場所で暖を取って活動し続けます。なので秋どころか冬でも蚊に刺されることがあります。

蚊に刺される

蚊に刺されると痒みが生じます。蚊に刺され吸血される時、同時に血が固まることを防ぐために唾液を注入されます。この唾液によってアレルギー反応を起こし、痒みや腫れが生じます。ただ、痒みや腫れが生じるだけであれば良いですが、蚊に刺されたことで感染症にかかってします可能性があります。日本では蚊が媒介する感染症としては主に、日本脳炎やデング熱があります。蚊による感染症を防ぐためにも、虫除けや肌の露出を控えるなど対策をすることも大切です。

刺されたことでの反応

蚊に刺された時、人によて腫れに大小あり、痒みの度合いなど反応に違いがあります。これはアレルギー反応に大きく関係しています。先程も吸血時に蚊の唾液が少量注入されていると述べましたが、その唾液が体内に入ることで、私たちの身体は異物が混入したとしてアレルギー反応を起こします。この反応には、刺されてすぐ痒みと腫れが生じる即時型反応と刺されて時間がたってから症状が出る遅延型があります。乳幼児の頃は、遅延型が多く歳をとるごとに遅延型から即時型に変化していくとされています。そこには蚊の唾液に対して異物としての認識が薄れていき反応が小さくなるとされています。

蚊に刺されたことによる反応はアレルギー反応と同じとされています。
血液型や年齢によって蚊に刺されやすいなどありますが、今まで蚊に刺された回数や体質などが関わってくるため個人差があるため一概には言えません。
「蚊刺過敏症」という蚊に対して非常に強いアレルギー反応を示す人がいます。
蚊に刺されることで感染症にかかってしまう人もいます。蚊に刺されないためにも対策をしてから外出をするように心がけましょう。

参考文献
マイコード 「蚊に刺された時のかゆみの強さ」
https://mycode.jp/fumfum/itch-intensity-for-mosquito-bites


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稲沢 若菜
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリー
株式会社オゾンヘルスケアラボラトリーの営業。1996年生まれ。
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